スクエアカラー・ワンピースの作り方を紹介していきます。
大ぶりの四角い襟が目を引くワンピースです。襟とフリルの生地によって、まったく違った印象になるお洋服なので色々な組み合わせを楽しめると思います。
パターン
- 1⃣ :襟 ・・・2枚裁断 中心線を書いておく
- 2⃣ :襟フリル ・・・中心線を書いておく
- 3⃣ :袖 ・・・2枚左右対称に裁断
- 4⃣ :袖口 ・・・2枚裁断
- 5⃣ :後身頃 ・・・中心線を書いておく
- 6⃣ :前身頃 ・・・中心線と袖側の印(※①)を書いておく
- 7⃣ :スカート ・・・プリーツの印(※①)を書いておく
(※①)印はそれぞれ、型紙に記載。
※型紙同封の説明書にて、パターンに番号(1⃣~7⃣)が割り振っていますので合わせてご覧いただくとわかりやすいです。
※ロックミシンがない場合は、ジグザグミシンでもOK。
材料
- 生地1(伸縮性なし)
- 生地2(伸縮性あり)
- バイアステープ(両折)
- ゴム
- 接着芯 :必要があれば
- 伸び止めテープ :必要があれば
・生地1 :伸縮性がなくシワになりにくいもの。襟と襟フリルで生地を変える場合は、2種類準備する。パターン1⃣2⃣で使用
・生地2 :伸縮性のあるニット生地。パターン3⃣~7⃣で使用
・バイアステープ(両折) :色は襟に近い色、もしくは襟とワンピースの中間色がおすすめです。
・ゴム :前身頃(6⃣)の裾部分に使います。幅10mm以下ならどのサイズでもOK
必要があれば・・・
・接着芯 :1⃣襟の生地が薄い場合に片面(背中側)もしくは両面着けます。厚みが出て、きれいなシルエットが維持できます。
・伸び止めテープ :家庭用ミシンだとニットをうまく縫えないことがあると思うので、ニット生地が伸びて縫いにくい個所に使用します。
作り方
襟を作る ・・・パターン1⃣2⃣
① 2⃣襟フリルを横に半分に折ってアイロンをかける
② 2⃣襟フリルにギャザーを寄せる
フリルの両端を12~15cmほど斜めにカットしてから、
ギャザーをつくると端を綺麗に縫い込めます。
※詳しいギャザーの作り方は、Youtubeなどで分かりやすく説明してくださっている方がいらっしゃるので検索してみてください
※フリルの密度は、同じ長さで裁断しても生地によって違った印象になります。ハリがある生地や、薄めの生地は、フリルが強すぎることがあるので、「少し密度が高いな・・」と思ったら縫い合わせるときに調節してみましょう!
③ 1⃣襟に、ギャザーを寄せた2⃣襟フリルを縫い付ける
今回使った生地が、薄めだったので裏面の裏のみ接着芯を貼りました。
わかりやすいように、表面の表に刺繍してみました!
1⃣の裏面の表に2⃣の襟フリルを縫い付けてから、
※端は1cmほどあけておいてください。
フリルを挟み込むように1⃣の表面を中表に重ね、縫い合わせる。裏面の裏のミシン目に沿って縫い合わせると簡単です。
※フリルを縫いつける順番は、中心→右端、中心→左端とするとずれにくいです。
④ 表に返して、アイロンをかける
フリルをひっぱって、形を整えて襟の完成です。
※内側の縫い代に切れ目を入れると綺麗に仕上がります。縫い目を切らないように注意してください。
※襟の首元は、最後にミシンをかけて固定しておくと失敗のリスクが減らせます。襟をつけるときに縫い目が露出してしまわないよう縫い代はできるだけ狭く(5mm以下)にしてください。
袖を作る ・・・パターン3⃣4⃣
① 4⃣の袖口を横に半分に折ってアイロンをかける
② 3⃣の袖下にギャザーを寄せて4⃣の横幅に合わせる
③ 3⃣が左右対称となるようそれぞれ4⃣と合わせ、ギャザー部分にロックミシンをかける
④ 袖端をつなぎ合わせ袖の輪を作り、ロックミシンをかける
境目がずれやすいので、しつけをしておくと失敗のリスクが減らせます。裏返して完成!
※3⃣4⃣の境目の縫い代は上に倒すと、きれいなパフスリーブになります。
ワンピースを作る ・・・パターン5⃣~7⃣
① 7⃣のスカート裾部分にロックミシンをかけ、2つ折りにしステッチをかける
② 5⃣の下側の長さに合うように、7⃣にプリーツを作り固定する
③ 7⃣と5⃣を縫い合わせ、ロックミシンをかけて上からステッチをかける
ステッチの際、縫い代は上に倒す
※7⃣5⃣を縫い合わせる際は、プリーツがずれやすいので先にしつけをしておくと失敗しにくいです。
④ 6⃣の下側を、5mm+10mmの3つ折りにしステッチをかけ、ゴムを通してミシンで両端を固定する
ゴムの長さは、ゴムの伸縮度合にもよりますが、裾の長さの7割~8割くらいがおすすめです。
⑤ 7⃣5⃣と6⃣を中表にし、両肩と脇腹を合わせロックミシンをかける
⑥ 表に返して、完成
すべて合わせる
●袖をつける
① 3⃣4⃣の袖を、左右に気を付けながら5⃣6⃣7⃣のワンピースに合わせ、ロックミシンをかける
3⃣袖の縫い合わせ部分を、6⃣前身頃の袖側の印(※)に合わせる。
表で合わせてから、裏返して縫うと間違えにくいと思います。
表に返したら完成です。
※型紙に記載
●襟をつける
① 5⃣と1⃣の首回りの中心を合わせ、6⃣の首回りの中心と両襟の端を合わせ、首回りを1周縫い合わせる
② バイアステープを縫い付け内側に織り込み、襟を立て、ステッチを入れる
アレンジ
襟と襟フリルの生地を変えてアクセントにしたり、襟にワッペンや刺繍をしたり、リボンを縫い付けたり・・・
アレンジ方法が豊富ですし、生地を変えるだけで服のイメージが変わるので、ぜひ色々なアレンジに挑戦してみてください!
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